気づけば今年も、あと1ヶ月!
クリスマスに、年賀状準備…と、
家族そろっての写真撮影も多くなる時期ですよね。
そこで、今回のアイディアノートでは、
プチプラで手に入る「カメラ用三脚」や「リモートシャッター」の使い心地を
徹底的に検証していきます!
「安い三脚って、結局のところ使えないんでしょ???」
「どれを買ったらいいかわからない…」
そんな疑問やお悩みを解決するヒントになりますように…!
※なお、お手持ちのカメラやレンズによって、今回の結果とは異なり、カメラの落下などが生じる可能性がございます。機材破損などの責任は負いかねますので、使用の際には、まずは慎重に機器との相性をご自身でご確認いただきますよう、お願いいたします。
【商品1】 DAISO デジタルカメラ用三脚(税込108円)
まず最初に検証するのは、
おなじみの100円ショップ「ダイソー」のデジカメ専用三脚です。
パッケージの説明によると、特徴は以下の通り。
・脚を引き出し、二段階の高さ調節が可能(約14cm/20cm)
・デジカメ専用(スマホ使用不可)
・小型カメラ対応商品(望遠レンズ、大型カメラ、ビデオカメラ等はNG)
今回は、実験として、
デジタル一眼レフカメラ(標準レンズ)を固定してみることにしました。
…なんと、きちんと自立しました!
パッケージには、「小型カメラ対応商品」と明記されていたので、
さすがにデジタル一眼では無理かと思いましたが…
正直予想外の結果です。笑
重心の調整などは必要なものの、きちんと固定することができました。
さらに、脚を伸ばしてみると、
脚が広がる分安定性が増して、
不安なく固定することができました。
恐るべし、100円クオリティですね…!
コンパクトデジカメやミラーレス一眼なら問題なく、
より安心して使用できそうな印象です。
ただし、脚の長さは1本ごとに調整できるわけではない
(常に3本同じ長さ)ので、
水平以外の場所で使用する場合には調整に限界がありそうです。
【商品2】 DAISO スマホ スタンド 三脚タイプ(税込108円)
続いては、こちら。
同じく「ダイソー」の商品ですが、スマホとデジカメ両方に対応しています。
こちらの特徴は以下の通り。
・スマホ(幅約55mm~75mm)に対応
・デジカメも使用OK
・脚が自由に曲がる
まずは、スマホとしてiPhone6Sで実験。
バネのように伸縮性のあるアジャスターにスマホを挟むだけで、
簡単に固定でき、自立させることができました。
大きめのケースに入れていますが、
ケースから外さなくても問題なし!
脚が自由に動く分、足の開きや角度を調整する必要がありますが、
いろいろな場所で自由な角度で使える、という
メリットの裏返しの部分なので、それは仕方ないでしょう。
そして、先ほどの商品と同様、
デジタル一眼も固定してみたところ…
なんと立ちました!
重さで足がぐにゃりと曲がったりすることもありません。
検証のため、脚を閉じ気味の位置で立たせてみると、
【商品1】には劣るものの、それでも想像以上の安定感。
(写真の場合は、カメラ底面まで高さ9.5cm程)
もちろん、脚を大きく広げて、低い位置で固定するのもOK。
この写真のように、レンズを水平よりも少し上向きにすると
より安定感が増しました。
検証の際、実際の撮影を想定して
ダイニングチェアの座面に置いてみたところ、意外と傾斜が…。
そんな時、それぞれの足が違う角度で調整できる、というのが
やはりとても便利でした。
【商品3】 DAISO リモートシャッター(税込108円)
さらに、スマホ用のリモートシャッターを検証です。
こちらも、なんと100円…。
パッケージの説明によると、特徴は以下の通り。
・iPhone5.6に対応(iPadには非対応)
・コードの長さは約1.5m
お安いですが、果たしてきちんと作動するのでしょうか???
使い方は、イヤホンジャックに端子を差し込むだけ。
ワイヤレスではないので、Bluetoothの設定なども不要です。
カメラを起動して黒いボタンを手元で押すだけで、
きちんと写真が撮れました!
ここで気になるのが、「1.5m」というコードの長さ。
おうち写真館で家族の集合写真を撮るときに、十分な長さなのでしょうか???
実際に、【商品2】のスマホ三脚に固定して、
リモートシャッターを切ってみた写真がこちら。
(私は写りこんでいませんが、ポスターのすぐ横で、
スマホのズームなどは使用しない状態で撮ったものです。)
コードはギリギリまで伸ばしてはおらず、
少し余裕を持たせた状態でこの構図ですから、
おうち写真館のMサイズもLサイズも、
余裕をもって収まる距離感です。
ただし、コードが写りこまないように配慮は必要です。
【商品4】 フレキシブルミニ三脚 Bluetoothリモコン付き (セール価格:税込1180円)
ここまでは超プチプラとして
100円ショップの商品を検証してきましたが、
最後にもう少しグレードUPした商品を…。
Amazonで、1180円(セール価格)の商品を購入してみました。
特徴は以下の通り。
・スマホ、各種カメラ(ビデオカメラ含む)対応、最高重量2kgまでOK
・Bluetooth カメラリモコン:iPhone/Android 対応
・自由に脚を曲げられるのでどこでも設置可能
・クイックシューをスマホ/カメラにつけておけば、素早くスマホ/カメラを着脱可能
まずはデジタル一眼を固定。
2kgまで対応と謳っているだけあって、
まったく危なげなく自立しています。
もちろん、スマホの固定も全く問題ありませんでした♪
(スマホ用の固定パーツが付属されており、
【商品2】と同様の構造で、スマホをアジャスタに挟み込むだけです。)
こちらの商品の最大の特徴は、脚が好きな方向に曲げられる、という点。
ワイヤーが入っているのではなく、稼動式のパーツが連結していているので、
ワイヤーが切れてしまう、といった心配もありません。
脚が曲げられる、という点は【商品2】も同様ですが、
あちらは華奢なので、あくまで平置きを前提に、
高さや角度の調整のために脚を曲げる、という用途がメイン。
それに対して、今回の商品は、
例えばこんな風に柱や枝などに固定することもOK。
この使い方の場合、一眼の重みで傾きやすいので
角度や固定方法に調整は必要でしたが、
調整さえできれば、安心して手を離すこともできました。
もう一つ便利そうなのが、
ワンタッチでカメラと三脚を着脱できる構造になっていること。
着脱の度に、ネジをグルグル・・・としなくてもOKなんです。
お子さんのご機嫌や集中力は、そう長続きしませんから、
手持ちと三脚使用をすばやく切り替えられれば、
シャッターチャンスを逃してしまうことも少なくなりそう。
最後に気になる、リモートシャッター。
電池が入った状態で届くので、すぐに使えます♪
ワイヤレスで、Bluetooth対応の機器なら、
スマホ、デジカメ、両方で使用可能です。
説明書も同梱されており、難しい設定などもありません^^
今回、残念ながら手持ちのデジカメは
Bluetooth対応ではなかったので、
スマホのみで実験しました。
ワイヤレスですが、4m以上離れた場所からでも
きちんと作動しましたので、品質は◎です♪
※お手持ちのデジカメがBluetooth対応かどうかは、
「機種名 Bluetooth」(例:「EOS Kiss X5 Bluetooth」)と検索すれば
大抵メーカーのHPに記載があり、調べることができます。
今回の検証まとめ
…ということで、今回の検証をまとめてみます^^
【価格帯で見てみると…】
・1000円ちょっとの商品ならリモートシャッターが付属して
しかも安心して使用できる品質のものがある
・100円の商品も落下のリスクが低い場所で使用するなら
一眼カメラの固定が可能な商品が多い
【商品別に見てみると…】
・本格的な三脚を用意するほどではないが、
デジタル一眼に対応した簡単な三脚を探しているなら
【商品4】のレベルだと、屋内外問わず、しかも安心して使える。
・屋内撮影でスマホorコンパクトデジカメ使用なら、 【商品2】のレベルで対応可能
・少し重めのカメラを使う場合には【商品2】より【商品1】がより安定するが、
水平の場所で使用することを前提に考える必要あり
・「おうち写真館での撮影」(屋内でのスマホ撮影)であれば、
有線タイプの100円リモートシャッターで対応可能
(他の商品でも、コードの長さは1.5mほどあれば撮影可能)
今回実際に試してみて驚いたのは、
100円商品のクオリティの高さ。
「とりあえず!」「取り急ぎ!!」というニーズには、
十分(むしろ期待以上のレベルで)対応してくれるものでした。
プチプラでカメラアクセサリが手に入るなら、
パパやママがいつも撮影係で写真に写っていない…
なんてこともなくなりそう^^
ぜひ今後の撮影に活用してみてくださいね♪
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