iPhone標準アプリ「写真」を使って
3stepで「素敵な写真」に
おうち写真館で撮ったお子さんの写真をさらに一歩よくするのが、写真編集(加工)です。
ここでは日本で二人に一人が使っているiPhoneの「写真」アプリをつかって、撮った写真をよりよくする方法について3stepで紹介します。
AndroidやPCでの写真編集については「Photoshop Expressで写真編集」(近日公開予定)の記事で紹介します。
▲写真編集前
▼写真編集後
iPhoneの標準アプリのひとつである「写真」アプリで、ここまでできますよ。
Step1.編集する写真を選ぼう
たくさん撮ったお子さんの写真の中から、「これぞ」という写真をまずは1枚選んでみましょう。
●手順
①写真アプリを起動
②写真一覧の中から、直感でまずは1枚タップ。もしくは、1枚タップしてから横にスワイプで選んでいきましょう。
③編集する写真が決まったら右上↗の「編集」という文字をタップしましょう。
Step2.歪み補正とトリミングで仕上げ前の準備を
いくら水平に撮ったと思っていても、動くお子さんの写真を撮影するとなかなか水平には撮れずに傾いているもの。
ここでは、撮った写真の傾きや歪みを調整して、不要な部分をトリミングして写真を整えていきましょう。
●手順
①「編集」をタップしてみましょう。
②トリミングと傾き補正ボタン(下写真)をタップしましょう。
③まずは、3つの傾き補正をスライダーを動かしながら調整していきましょう。
ー1.傾き補正
写真の傾きを調整できます。おうち写真館の上が平行になるように、調整してみましょう。
ー2.シフト補正
縦方向の歪みを調整できます。調整することで、真正面で撮ったかのように補正することができます。
ー3.ティルト補正
つづいては横方向の歪みを調整できます。調整することで、よりキレイな真正面から撮ったような写真になります。
④写真の角をタップして「トリミング」を
写真の角をタップすると、画面に縦横のガイドが出てきて、画面上の不要な部分を取り除くトリミングができます。おうち写真館の背景部分がキレイに見えるようにトリミングすれば「おうち感ゼロ」の写真に。
Step3. パッと自動派 or しっかりこだわり派で仕上げる
▲こんな写真に仕上がりますよ
傾き補正&トリミングで準備が完了したら、色味を調整する仕上げをしていきましょう。ワンクリックで終了の「自動」で仕上げてもいいですし、15ある各調整機能を使ってこだわりの1枚に仕上げるのも楽しいですよ。
ここでは、ワンクリックで終了の「自動」ボタンについてと、15ある調整機能の一部を使い仕上げる方法についてお伝えします。
最後には「こだわり派」のために、各調整機能にはどんな効果があるのかについて説明しています。
こちらの記事を見ながら、「写真アプリ」を触るとより理解できますよ。
まずは調整アイコンをタップ
一番したに3つのマークの一番左(上写真)をタップしましょう。
●「自動派」の手順
自動とはiPhone側が色味を自動で調整してくれるもの。ワンクリックですむので、簡単なものの「もうちょっと明るく」とか「少し鮮やかにしたい」などの調整は苦手です。
①自動ボタンをタップ
★と棒みたいなアイコン(下写真)が「自動補正」ボタンです。こちらのアイコンをクリックすることが自動で写真の色味補正が行われます。
「これでいい感じ!」という方はこちらで仕上げ終了となります。「もうちょっとよくしたい」という方は、こだわり派の手順を続いて紹介していきますね。
●「こだわり派」の手順
15の調整機能から
5つの調整機能のみを使い
素敵に仕上げる方法
多くの調整機能を全てを理解し、使いこなすのは難しいので、ここでは15のうち、5つの機能のみを使って仕上げていきましょう。
使う調整機能はこちらの5つ
・露出
・ハイライト
・シャドウ
・コントラスト
・自然な彩度
では、順に調整していきましょう!
①全体の明るさを整える「露出」調整
「露出」は、光の量を調整して、写真全体の明るくしたり、暗くしたりすることができます。スライダーを動かしながら、好みの明るさにまずはこちらにしてみましょう。
②明るい領域を調整する「ハイライト」
写真の明るい領域を調整できます。明るい領域をより明るく。明るい領域を抑えて暗くするという場合に使えますね。スライダーを動かしながら、調整してみましょう。
③暗い領域を調整する「シャドウ」
ハイライトとは逆、暗い(シャドウ)領域を調整できます。暗い部分を明るくしたり、逆により暗くしていくなどの調整ができます。
④写真にメリハリを効かす「コントラスト」
「コントラスト」を調整することで、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。コントラストを適度につけることでメリハリのある写真になります。
⑤鮮やかさを加える「自然な彩度」
少し色味が弱い部分に鮮やかさを足してくれるのが「自然な彩度」です。ちょうどよく、写真に華やかさを加えてくれるので、オススメの調整機能でもあります。スライダーを動かしながら調整してみてください。
▲5つの調整を加えた写真
この5つで調整すれば素敵に仕上がりますよ。
是非、試してみてください。
もっと細かく調整してみたいという方は、各調整機能についての解説もしていますので、参考にしてくださいね。
「こだわり派」が知っておきたい
「15の調整機能」解説
先ほど使った5つの説明とかぶるものもありますが、15の調整機能についてここでは解説しますね。
露出
光の量を調整して、写真全体の明るくしたり、暗くしたりすることができます。
ブリリアンス
暗い部分を明るく、明るすぎるところは抑えめに。白飛びや黒つぶれと言われる部分を調整してくれる機能です。
ハイライト
写真の明るい領域を調整できます。明るい領域をより明るく。明るい領域を抑えて暗くするという場合に使えますね。
シャドウ
ハイライトとは逆、暗い(シャドウ)領域を調整できます。暗い部分を明るくしたり、逆により暗くしていくなどの調整ができます。
コントラスト
「コントラスト」を調整することで、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。コントラストを適度につけることでメリハリのある写真になります。
明るさ
中間から暗い領域を調整してくれるのがこの「明るさ」です。スライダーを動かしてみて、調整してみましょう。
ブラックポイント
写真の中でも暗い領域を調整するのが「ブラックポイント」です。より暗くすれば写真が締まった印象になりますし、逆に明るくすればフラットな印象になります。
彩度
鮮やかさを調整するのが、こちらの「彩度」です。スライダーを動かすと分かるのですが、上げると鮮やかさが増し、下げると色味がなくなっていき、最後はモノクロ写真になります。使う場合には、少し上げるぐらいがいいかもしれません。
自然な彩度
少し色味が弱い部分に鮮やかさを足してくれるのが「自然な彩度」です。ちょうどよく、写真に華やかさを加えてくれるので、オススメの調整機能でもあります。スライダーを動かしながら調整してみてください。
暖かみ
天気や照明によって白が白に見えない時、白色を再現するための調整機能がこの「温かみ」です。例えば、白熱灯で撮った場合には下げると色かぶりが解消されてキレイな写真になります。下げると暖色になりますし、上げると寒色になっていきます。
色合い
写真が持つ全体の色味を調整できるのが「色合い」調整です。
シャープネス
シャープにすると理解しましょう。被写体の輪郭や境界線などが強調されることで、はっきり、くっきりとした印象をつけることができます。
精細度
被写体の輪郭がハッキリして、コントラストもつく調整がされるのが「高精細」です。
ノイズ除去
暗い場所で撮った場合など、一般的に写真はノイズといわれる「ザラザラした感じ」が写ってきやすくなれいます。このノイズを減らす効果が期待できます。同時にノイズ除去を行うと、ぼんやりとした印象になってしまうのは注意が必要ですね。夜景写真にオススメできる機能です。
ビネット
写真の四隅を暗く、明るくさせることができるのが「ビネット」です。少しおしゃれな雰囲気を足したい時などに活用できます。
こちらの15の調整機能を使いこなすことで、より細やかな調整が可能となり、狙う写真の雰囲気に一歩近づきます。
おうち写真館だけじゃなく、普段のお子さんの写真もちょっと写真編集をすることで、素敵な写真になります。
是非、チャレンジしてみてくださいね。